経過報告 抜管

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2010/11/01

ICUに入って4日目。
挿管チューブがはずれました☆
ICUでその後の様態を見て、おちついていれば、
はやければ今日中にも病棟に戻れるかもしれません☆

ありがとうーーーーーーーー!!!


心臓の峠は24時間ですでに越えていたものの・・・
肺の状態が良くないということで、とても心配していました。

心臓の穴が原因で産まれてからずっと
肺をいじめつづけていたということで、
肺がすでに弱りきっていたとのこと。
酸素を上手に体内に取り込めず、人工呼吸器がはずせない状態でした。

現在の地球上の酸素濃度は21%。
私たちは通常呼吸をすることで、その濃度の酸素を体内に吸い込み、
肺で血液中へと流して全身に酸素をおくります。
その際、全身にめぐる血液中の酸素濃度は98%から100%。
少し弱い人でも95%以上を見込みます。
いわゆる"サチレーション〇%"ってやつです。

でも、奏祐は機械で酸素濃度を81%まで上げてやっとこさ
人並みに酸素をとりこめるという状態でした。
これが日に日に改善してくれなくては、そしてその改善が7日間以内に
みられなければ、合併症のリスクがまたぐんと上がってしまう。
そういうことでした。

でも、奏祐がんばりました☆
人工呼吸器による合併症"無気肺"という症状が右肺上部に
少し残るものの、昨日の2時に人工呼吸器をはずして
自発呼吸で酸素を人並みにとりこめるところまで回復しました☆

無気肺とは、タンが上手に出せないことで、肺の一部がつまって
空気をとりこめない個所が出来てしまうことです。
人工呼吸器でむりやり気管のふたをこじあけていたので、
異物を感じてタンが通常よりよく出るのですが、
同じく呼吸器という障害物のせいで、なかなか上手に外へ出してあげれなので、
そういったことになります。

あまりひどいと心配なのですが、
奏祐は姿勢をかえたりすこし動かすことで自然ととれる程度だということで、
そのほかの心臓や肺の状態が落ち着いたことから、
人工呼吸器をはずすという結果になったようです☆
今は鼻から酸素を"ゴ~"っと送り込むチューブがついていますが、
人工呼吸器を外せたことで鎮静剤も少しずつ量をへらし、
表情も沢山出てきました☆

頑張ったご褒美のプレゼントをICUへと持って行った私とパパに、
一生懸命何か話しかけようとしてみたり、少し笑顔のような雰囲気を
見せてみたり、何よりしっかりと指を握ってきたり・・・

「めっちゃ頑張ってるから、もうちょっとまっててなぁ~!」
そういうかのように、その力強さをみせてくれています。

毎日毎日、少しずつ少しずつ回復へと進んでいる奏祐。
日々感動させてくれ、私たち家族の眼はまっかっかが定番になりつつあります(^^)

まだまだドレーンや首静脈からの点滴など、
ものものしい管がついてはいるのですが、
それでも本人ぐずることもなく、
みんなのパワーを頂いて、一生懸命回復へと頑張っています。

まだもう少しかかりますが、このまま焦らずともしっかり治療して
元気元気になってくれることと信じています。

ひとまず、少しだけまた"ほっ"としました☆

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