出産物語 その2

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2010/07/27

病院に到着してすぐ受付を済ませると
車いすでお迎えに来てくれた看護師さん。


すぐに陣痛室へ。

すぐに出産に備えた格好に着替える。
そしてお腹には陣痛と赤ちゃんの様子を知るための機械を巻く。
腕には血圧を自動ではかる機械を巻く。

そしてその間に、旦那さんは入院手続きをせっせと行い、陣痛サポートに備える。

この頃には陣痛も本格的になっていて、
『痛み』を越えた何か別のものになっていた(^^;)


ただはっきりわかるのは、
赤ちゃんがものっすごい頑張ってるってこと。


『よっしゃ!まかせとけっ!』
と意気込む。


酸素をおもいっきりたくさん吸いこんで、赤ちゃんに送る。

色々な陣痛があるらしいけれど、私のはちゃんとお腹の赤ちゃんが下に降りよう下りようと
しているのがわかる陣痛だった。


お尻のあたりに、ズーンズーンと頭が当たる感じ。


陣痛の度に、旦那さんにお尻を力いっぱい押してもらう。
(いきみを逃がすのに有効なんだなぁ)



この押すポジション。
テニスボールが役立つという噂だったけれど、
私の場合はてのひらの方が良かった。


けれど、ポジションが少しでもずれるとあまり効かない(^^;)

声を出すことが難しくなってきた頃、
ふと旦那さんをみると、ぐったり。

どっちが陣痛に耐えているのかわからないくらいぐったりだ(^^)

そりゃそう。
連日の夜勤日勤の勤務シフトに、寝不足。
疲れのピークなんてのはすでに超えていた。


しかし、そうもいってられない。
私だってひっしのぱっちだっ(^^)

旦那さんの必死のサポートにもかかわらず、
さらなるサポートを求めてナースコール☆


このナースコール。
私にとっては、ドラえもんの四次元ポケットくらい頼もしい存在♪



私:『もう出てます(><)』


助産師さん:『出てないよっ☆』


私:『はさまってますぅ(TT)』


助産師さん:『まだまだ☆』


私:『うっっ(><)出てますう(><)』


助産師さん:『まだまだ☆』



私にしたら本当に出てきていて、
しかもはさまっているように感じるのだ。


グググググっと赤ちゃんの頭が下りてくるのがわかる。


そしてこの動き・・・
実は、いきみを逃がすためにお尻を押えている旦那さんの手にも伝わっているのだ。


赤ちゃんが一生懸命頑張っているということをてのひらから実感。

まさに、家族みんなで頑張っている時間だった。



そうこうしている間に経産婦さんがひとり到着☆


あとでお友達になったこの方。。。
到着時にはすでに全開だったようで・・・


車いすで陣痛室をスルー(^^)
いきなり分娩室コースで、気がついたら産まれてた(^^)


スーパー安産☆

一方私はと言うと・・・

まだ、『もう出てきてます(><)はさまってます(><)』を繰り返し。


そうこうしているうちに・・・


『パンっっっ!!!』


えっ???


破水♪


破水って、本当に破水なんだなぁ。
英語でもBreak the water。
いろんなタイプがあるにはあるけれど、
私の場合はスタンダードだったようで、
すごくわかりやすく『パンっ』という破裂音とともにしっかりとした破水だった。


この時ばかりは、痛みより何より、
あまりにも「読んで字のごとく」だったのに感動というか関心したなぁ☆



初産婦で、しかも2日前には「予定日を一週間くらい超過しそう」といわれるほどしっかりしまっていた子宮口だけど、先生や助産師さんが思うよりも順調にさっさと進んでいったようで・・・




病院到着から6時間半。

ついにその時を迎えようとしていた。



その3 につづく

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