感涙の修了式

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2011/09/23

 早いもので、スクスク外来の半年間が終了。

本編の骨や関節についての講義が終わった後、
修了式が行われました。

月に1度、6カ月を1クールで、ちっちゃい子ちゃんクラスと
ちょっとおっきい子ちゃんクラスの二つがあるスクスク外来。

1年間通われたお母さんとお子さんも沢山おられましたが、
奏祐は途中から紹介してもらっての参加だったので、
正確には8ヶ月間通わせて頂きました。

ちっちゃい子クラスの最後の2ヶ月間が終え、
どうしてももっとお勉強させてほしいとお願いして、
ちょっとおっきい子ちゃんクラス(午前)になってからは、
午後に行われるちっちゃい子ちゃんクラスにも参加させてもらったり・・・

自分の手術や入院に加え、奏祐の体調不良なんかもあったり、
皆勤とはいかなかったけど、
スタッフのみなさんのおかげで本当に充実していました。

そして、忘れてならないのがてっちゃんの存在。
てっちゃんがご近所に産まれてきてくれて、
そして私たちと出逢ってくれて、
こうしてとっても充実したお勉強や交流が出来る場に
縁をつないでくれました。
本当にありがとう!


修了証の授与式。
ひとりひとりにメッセージが伝えられ修了証を受け取り、
ひとりひとりがまたコメントを述べます。

毎月笑顔で会って、毎月一緒にお勉強して、
毎月それぞれの子供たちの成長をそれぞれが感じていた日々。

笑顔しか交わさなかったけれど、
そこに来るまでに沢山の想いがあり、
そこに来てからも沢山の想いが詰まっていました。

修了に際して、沢山の想いがよみがえってきて、
気づいたらそれは、溢れてこぼれてしまっていました。

産まれた瞬間のこと。
告知された時の事。
受容の時の事。
合併症による手術や通院に関する事。

みんな、みんな、なんやいうても、やっぱりどっかで・・・
色んな想いを抱えてたんやな。
ちいちゃいちいちゃい体で、ほんまによう頑張ってきたんやな。

ひしひしと感じずには居られませんでした。

1000分の1の奇跡の子。
人の産まれてくる奇跡から言えば、
それは天文学的な数字。
貴方を選んで産まれてきました。
頑張ってしがみついて産まれてきました。
大切に大切にみんなでサポートしていきますから、
一緒に育てて行きましょう。
天使を授かったのですから・・・

それが21トリソミー(ダウン症候群)を持って産まれてきた赤ちゃんを前に
お医者さんなりカウンセラーさんなりが言うセリフです。

もちろん、その奇跡やすばらしさや有難さは
親が一番良くわかっています。

でも、今回はまた違ったお立場からの生の声を聞くことが出来ました。

普段不妊治療を専門にするクリニックでお仕事なさっている方が
ボランティアさんでいらっしゃいました。

その方のお話です。

[[赤ちゃんが欲しくて欲しくて、
どうしても欲しいのに、頑張っても頑張っても授かれない方々を沢山知っています。

そして、やっと授かることが出来ても、
流産や死産を経験される方々も・・・

そしてその原因となるのが染色体異常であり、
21トリソミーであるということも沢山みてきました。

ここに集まっている赤ちゃんたちはそんな大変な状況の中でも
一生懸命お母さんの子宮にしがみついて、
一生懸命産まれてきた赤ちゃんたちなんやなって、
毎月毎月会ってその成長を見るたびに
とっても感動させられていました。]]


 もしかしたら、少しでも何かが違っていたら・・・
出逢うことが出来なかったかもしれない我が子。
そしてそこに居る子供たち。

笑顔も泣き顔も全部愛おしい。

健常と一般的に言われる子供たちも
その子供たちに恵まれたお母さんやご家族のみなさんも、、、
障害と一般的に言われる子供たちも、
その子供たちに恵まれたお母さんやご家族のみなさんも、、、

命のたくましさやすばらしさはみんな一緒。

出逢えた事
それがもうすでに奇跡で、
一日一日を一緒に重ねて行くことが出来ると言う幸せが
そこから始まり、毎日に詰まっている。

大事にしたいですね☆

出逢えたみんなに感謝しています。
そして、また再会する同窓会の日を楽しみにしています。


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